GEDATSUJI-temple
解脱寺
開山350年超の歴史を誇る名刹
法要山 解脱寺(通称:あびれさん・高祖さん)は南北朝時代足利尊氏の一門である「日野中将」が布教の際に、京都本圀寺の「日静」から日蓮上人自作の座像を貰い受け持仏堂を建立したのが起源とされています。
1650年に米子本教寺 日要、桔梗屋小左衛門、長尾善右衛門らの手により大伽藍が完成し開山しました。
この解脱寺を中心に「法界さん」と呼ばれる石塔が阿毘縁地区の各所に建立されており遥か昔から解脱寺への道標として使用されていたことが分かります。
石塔は主に峠に設置されており、阿毘縁地区のみならず町内の日野上・山上・大宮・多里地域、遠くは安来市伯太町、南部町法勝寺にも解脱寺への道標とされる髭題目塔が確認されています。